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2021 ALL JAPAN EV-GP SERIES [ROUND 6] ~筑波サーキット~

EVレース

第6戦!新型 MIRAI との接戦の末 逆転勝利で総合5位!

 2021全日本EVレースシリーズ第6戦が、10月3日(日)茨城県筑波サーキットで行われました。

 全日本EVレースは日本電気自動車レース協会(JEVRA)主催のシリーズであり、地球温暖化防止とEV産業の発展へ繋げるEVの技術向上を目的としています。

 当社は日本電気自動車レース協会の協賛会社及びEV用急速充電車『T救号』の開発メーカーとして2013シリーズから参戦しています。

 EV急速充電車『T救号』はEVレースシリーズ参加者の皆様へ急速充電サービスを提供しています。

    画像提供:日本電気自動車協会、レーサー鹿島様

      

 10月1日 緊急事態宣言が明けてから3日目、これまでと同様に新型コロナウィルス感染対策をとりながらの開催でした。エントリー18台のうち4台が欠場し、EV-2クラスは#88東洋電産リーフe+の1台のみ。最高峰のEV-1クラスには5台のテスラ・モデル3が参戦し、EV-F(燃料電池車)クラスには飯田章選手がトヨタ新型MIRAIで今季4回目の出場。今回もMIRAIとの接戦が予想されます。

 #88東洋電産リーフe+は第4戦の筑波・第5戦のもてぎで飯田選手のMIRAIを何とか抑えましたが、第3戦のスポーツランドSUGOでは接戦の末、バッテリー温度上昇による出力制限により無念のオーバーテイク、今回の60kmと長距離での戦いはかなりタイトになりそうです。

 今回は欠場車がありながらも新規参戦の車もあり、ジェンダークラスも白熱さを増しそうです。

 午前11時47分、季節外れの真夏日の下で予選開始。#88東洋電産リーフe+は、バッテリー温度の上昇を最小限に抑える戦略で70%前後のパワーながら1分11秒674で総合7位、EV-Fクラスの#104飯田選手のトヨタMIRAIが2分15秒116で9位、グリッドの真後ろにつけました。

 予選を終えた各車両は、決勝に向け充電を開始。

 東洋電産「T救号」は「ICCインターナショナル」殿の電源車両と協力し、新たにJEVRA殿で開発した移動式急速充電器をフル稼働しながら電池容量の多いテスラ・モデル3へ充電、決勝に向け準備を進めます。

 30LAPで行われる第6戦。

 午後3時40分、気温25℃/路面温度40℃、バッテリーにとってはシビアなコンディションで決勝がスタート。2周目の1コーナーで#104トヨタMIRAIの飯田選手に先行を許し、後を追う展開に。 ペースを乱されないよう 後ろに張り付き、バッテリー温度が上がらないようにストレートでは冷却用の追加ラジエターにフレッシュエアーをあてるためにラインをずらしながらテールトゥーノーズで我慢の走行が続きます。

 前回とうって変わって季節外れの高い温度の中でのレース、#88東洋電産リーフe+は#104新型MIRAIに今回も勝てるか見ものです。

 新型MIRAIを追いかける#88東洋電産リーフe+は、残り6周のバックストレート、バッテリー温度がレッドゾーンへ達し、0.5~1秒のペースダウンが予想されたため、第2ヘアピンで立ち上がり重視のラインをとり#104飯田選手のMIRAIに最接近しながら最終コーナーへ、出口でイン側に並びかけ1コーナーでオーバーテイクに成功しました。

 その後、残り僅かの周回で迫りくる#104飯田選手のラインをブロックしながら辛くもオーバーテイクを防ぎ、コンマ3秒の僅差で総合5位のチェッカーフラッグを受けました。

 バッテリーEVの日産リーフと燃料電池車のトヨタMIRAI、メーカー、コンセプトやシステムも全く異なる車両が4レースに渡って互角の戦いを展開しています。特に今回は60キロを走ってゴール時の差はわずか約4メートルでした。

 テスラ勢5台によるバトルは、#33テスラ・モデル3のTAKAさん選手が、激しい首位争いを続けながら最終LAP直前でバッテリーを使い切った#1TEAM TAISAN東大/テスラ・モデル3の地頭所光選手を見事オーバーテイク。接戦を制し悲願の初優勝を飾りました。

 #2 テスラ・モデル3の今橋選手は車両トラブルでリタイヤとなり、#88東洋電産リーフe+は総合5位をつかみ取りました。

 次回はいよいよ最終戦。今季最大のライバル、トヨタMIRAIは駆動系の改良を行うとのことで、ラストも60kmと長い距離での戦いの為、かなり厳しい戦いになりそうです。

 今季もコロナ禍の脅威で大変な日々が続くと思われますが次のレースに向け着実に準備を行ってまいります。

 引き続き#88東洋電産リーフe+の応援をよろしくお願い致します。

 #88東洋電産リーフe+ドライバーであるレーサー鹿島様、EVレースにご協力頂いた皆様、お疲れ様でした。

 周回数:27 所要時間:34’37.999 平均速度:95.656km

【2021 ALL JAPAN EV-GP SERIES EV-2クラス】

ROUND1 ROUND2 ROUND3 ROUND4 ROUND5 ROUND6 ROUND7
富士 袖ヶ浦 筑波 SUGO もてぎ 筑波 袖ヶ浦
55km 55km 55km 55km 55km 60km 60km
2021/4/10(土) 2021/5/5(水/祝) 2021/6/6(日) 2021/7/4(日)

2021/8/8(日)

2021/10/3(日) 2021/10/31(日)
出走11台
出走10台 出走12台 出走7台

出走11台

出走14台  
総合7位/1位 総合7位/1位 総合9位/1位 総合6位/1位 総合6位/1位 総合5位/1位

 

EV-GPを主催されている日本電気自動車レース協会様によるレース結果をまとめたYouTubeビデオです。予選から決勝までのレース当日の様子をまとめて視聴したい方に最適です!

東洋電産 LEAFのドライバー兼プロデューサーであり、

各種レースドライバーやFM RADIOパーソナリティとして活躍されているレーサー鹿島さんのBLOGです。
EVレースの内容についても、予選や決勝レースの様子がレーサー鹿島さんの見識を基に紹介されています。