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2021 ALL JAPAN EV-GP SERIES [ROUND 4] ~スポーツランドSUGO~

EVレース

 第4戦!雨の中でのレース。オーバーヒートで、新型 MIRAI の後塵を拝す。

 2021全日本EVレースシリーズ第4戦が、7月4日(日)宮城県・スポーツランドSUGOで行われました。

 全日本EVレースは日本電気自動車レース協会(JEVRA)主催のシリーズであり、地球温暖化防止とEV産業の発展へ繋げるEVの技術向上を目的としています。

 当社は日本電気自動車レース協会の協賛会社及びEV用急速充電車『T救号』の開発メーカーとして2013シリーズから参戦しています。

 EV急速充電車『T救号』はEVレースシリーズ参加者の皆様へ急速充電サービスを提供しています。

    画像提供:日本電気自動車協会、レーサー鹿島様

      

 今回は新型コロナウイルスの影響に加え、レース間際に強烈な雨が各地を襲い、出走台数は予定していた14台から7台と半減、多くの車が悪天候により不参加。

 EV-2クラスは今回も#88東洋電産リーフe+ 1台だけの参加となりました。

 最高峰のEV-1クラスでは、初戦から参戦し大会を盛り上げてきたポルシェ・タイカンが残念ながら4戦目にして初の不参加。

 最大7台の参加があったテスラ・モデル3のエントリーも、今回は4台と少し寂しい状態となりました。

 しかしEV- F(燃料電池車)クラスでは、前戦に引き続きEVレース初代チャンピオンのレーシングドライバー飯田章選手が新型 MIRAIにて参戦、今回も東洋電産e+とMIRAIとの熱戦が期待できます。

 午前8時30分から15分間の予選。#88東洋電産リーフe+は、小雨の中フルウェットで予選開始。

 気温16 ℃路面温度20℃の涼しいコンディション下で、今回履き替えたADVANA052新品タイヤの状態を確認しながら慎重に走行、1分2秒452のタイムでテスラ勢4台に続く5位のグリッドを得ました。

 予選を終えた各車両は、決勝に向け充電を開始。

 東洋電産「T救号」は電池容量の多いテスラ・モデル3を「ICCインターナショナル」殿の電源車両と協力し、急速充電器をフル稼働しながら決勝に向け準備を進めます。

 決勝は正午12時05分から、小雨の中スタート。

 スタートダッシュを決めたのは予選4位の#33TAKAさん、続いて予選1位の#2今橋選手の「メタリックグリーン」テスラモデル3、予選2位の#1地頭所選手を2台のテスラが先行し、レースが展開していきました。予選3位の#35アニー選手は4番手。

 16LAPで行われる第4戦。

 雨の中、3連覇中の#1地頭所選手のテスラ・モデル3に、3台のテスラ3がどこまで食らいついていけるか見ものです 。

 #88東洋電産リーフe+は、スタート直後から#104飯田選手の新型 MIRAI を 徐々に引き離し予選順位の5位をキープ、雨の中堅実な走りを見せています。

 #1地頭所選手を先行していた2台のテスラ3は中盤の7LAP、まず#2今橋選手がつかまり簡単にオーバーテイク、8LAPで先頭を走行していた#33TAKAさんはコーナーで並ばれ、ストレートで颯爽とオーバーテイク。

 やはり強い#1地頭所選手、一度オーバーテイクすると後続車をどんどん突き放して行き、FINISH時には2位の#33TAKAさんに23秒の差をつけて余裕の1位FINISH。

 雨の影響を感じさせない安定の走りを見せてくれました。

 #88東洋電産リーフe+は10LAP突入時、早い段階でバッテリー温度をレッドゾーンへ入れパワーダウン!大きく広がっていた差も徐々に縮まり、ラスト1周のところで#104飯田選手の MIRAIにテイクオーバーされてしまいました。

 レースは前回チャンピオン#1地頭所選手のテスラ・モデル3が今回も見事勝利。

 開幕から負けなしの四連覇を成し遂げました。

 #88東洋電産リーフe+はパワーダウンの影響が大きく、最終的に#104飯田選手のMIRAIに12秒の差をつけられ6位でFINISH。

 今回は見事に完敗でした。

 今回のレースは今期初の雨中レースとなり、モデル3の攻防や東洋電産リーフe+とMIRAIのバトルが見ものでした

 #88東洋電産リーフe+は、序盤快調に飛ばしていましたが、スポーツランドSUGOの難所、最終コーナーの長い上り坂で蓄積されたバッテリー温度上昇により、10LAPという想定より早い段階でモーター出力制限が掛かりパワーダウンしたことが大きく影響、今回は温度バランスをうまく調整できた新型MIRAI#104飯田選手にやられてしまいました。

 今季もコロナ禍の脅威で大変な日々が続くと思われますが次のレースに向け着実に準備を行ってまいります。

 引き続き#88東洋電産リーフe+の応援をよろしくお願い致します。

 #88東洋電産リーフe+ドライバーであるレーサー鹿島様、EVレースにご協力頂いた皆様、お疲れ様でした。

周回数:15 所要時間:3218.654 平均速度:99.9km/h

【2021 ALL JAPAN EV-GP SERIES EV-2クラス】

ROUND1 ROUND2 ROUND3 ROUND4 ROUND5 ROUND6 ROUND7
富士 袖ヶ浦 筑波 SUGO もてぎ 筑波 袖ヶ浦
55km 55km 55km 55km 55km 60km 60km
2021/4/10(土) 2021/5/5(水/祝) 2021/6/6(日) 2021/7/4(日)

2021/8/8(日)

2021/10/3(日) 2021/10/31(日)
1位 1位 1位 1位

 

EV-GPを主催されている日本電気自動車レース協会様によるレース結果をまとめたYouTubeビデオです。予選から決勝までのレース当日の様子をまとめて視聴したい方に最適です!

東洋電産 LEAFのドライバー兼プロデューサーであり、

各種レースドライバーやFM RADIOパーソナリティとして活躍されているレーサー鹿島さんのBLOGです。
EVレースの内容についても、予選や決勝レースの様子がレーサー鹿島さんの見識を基に紹介されています。