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2020 ALL JAPAN EV-GP SERIES [ROUND 6]

EVレース

第6戦 接近戦を制し、EV-2クラス連勝!

2020全日本EVレースシリーズ第6戦が、10月4日(日)茨城県・筑波サーキットで行われました。

全日本EVレースは日本電気自動車レース協会(JEVRA)主催のシリーズであり、地球温暖化防止とEV産業の発展へ繋げるEVの技術向上を目的としています。

当社は日本電気自動車レース協会の協賛会社及びEV用急速充電車『T救号』の開発メーカーとして2013シリーズから参戦しています。

EV急速充電車『T救号』はEVレースシリーズ参加者の皆様へ急速充電サービスを提供しています。

画像提供:日本電気自動車協会、レーサー鹿島様

       

今季第6戦。新型コロナウイルスの影響で参加台数が12⇒9台と減ってしまいましたが、前回急遽ドライバーチェンジとなった地頭所選手も復帰し、テスラモデル3勢が4台参加となり熾烈な上位争いが期待されます。同クラスの#7ブルースイッチリーフe+は国沢さんの代わりにレーシングドライバーの岩岡万梨恵さんが搭乗。ドライバーの体重差が約30kg、同じペースで走っても有利なことからドライバーテクニックが勝負を左右するシビアな戦いが予想されました。午前10時10分からの予選は、曇り空のもと気温19℃/路面温度26℃とEVカーには比較的優しいコンディションでスタート。#88東洋電産リーフe+は、原因不明のシステムエラーによりパワーが制限されるトラブルが発生してスピードが伸びず、ベストタイムを大きく下回るタイムでEV-2クラス2位/総合6位のチェッカーとなりました。

インターバルの間に車両トラブルを解消。車両充電及び冷却を行い、午後3時30分からの決勝グリッドへ。気温19℃/路面温度28℃のドライコンディションで今季最長30周のレースがスタート。モデル3の上位争いの中リーフe+同士のEV-2クラス優勝争いが始まりました。#88東洋電産リーフe+は、#7岩岡選手がややシグナルへの反応が遅れた間にサイドに並び、第一コーナーまでにオーバーテイク!シーズン最長距離の60kmのレースでは終盤にバッテリー温度上昇による出力制限が確実に発生する為、スローペースで周回を重ねながらタイミングを図ります。#7岩岡選手は後方にぴったりと張りつきプレッシャーをかけてきましたが、何とか先行した形でレースは中盤へ。

19周目、#7岩岡選手がバックストレートの立ち上がりでぐんぐんと加速していき、ついにイン側から#88東洋電産リーフe+をオーバーテイク。#88東洋電産リーフe+はストレートの立ち上がりで離される分をコーナー進入と旋回スピードを高めることで#7岩岡選手をぴったりマーク。終盤へ向けてより慎重なドライビングでバッテリー温度をマネージメントします。残り3ラップ、第2ヘアピンの立ち上がりで#7岩岡選手のリーフe+の加速がバッテリー温度上昇による出力制限により鈍りを見せたタイミングを逃さず、ダンロップコーナーでサイドに並びかけ#7岩岡選手をオーバーテイク!そのまま温存していたパワーを活かして順位を維持、接戦をものにしてクラス1位/総合5位でチェッカーフラッグを受けました。

テスラモデル3も激闘を繰り広げ、上位3台が終始一進一退の攻防を繰り広げるレース展開。誰が勝つかわからない熾烈な戦いでしたが、最後は#1地頭所選手が見事に勝ち切りました。

 第7戦となる今季最終戦は、11月14日(土)に富士スピードウェイにて行われます。#88東洋電産リーフe+ドライバーであるレーサー鹿島様、EVレースにご協力頂いた皆様、お疲れ様でした。

周回数:27 所要時間:34’22.034 平均速度:96.397km/h

 #7ブルースイッチリーフドライバー岩岡さんと検討をたたえて。

【2020 ALL JAPAN EV-GP SERIES EV-2クラス】

ROUND1 ROUND2 ROUND3 ROUND4 ROUND5 ROUND6 ROUND7
袖ヶ浦 筑波 SUGO 筑波 袖ヶ浦 筑波 富士
50km 50km 50km 55km 55km 60km 50km
2020/5/30 2020/6/21 2020/7/5 2020/8/9 2020/9/12 2020/10/4 2020/11/14
不参加 1位 1位 1位 1位 1位

 

EV-GPを主催されている日本電気自動車レース協会様によるレース結果をまとめたYouTubeビデオです。予選から決勝までのレース当日の様子をまとめて視聴したい方に最適です!

東洋電産 LEAFのドライバー兼プロデューサーであり、

各種レースドライバーやFM RADIOパーソナリティとして活躍されているレーサー鹿島さんのBLOGです。
EVレースの内容についても、予選や決勝レースの様子がレーサー鹿島さんの見識を基に紹介されています。