新着情報

2024 ALL JAPAN EV-GP SERIES [ROUND 2] ~筑波サーキット~

EVレース

 今季第2戦。リーフe+不参加の中 出走台数15台による熱いバトル。                               

 2024全日本EVレースシリーズ今季第2戦が、4月27日(土)茨城県の筑波サーキットで行われました。

 全日本EVレースは日本電気自動車レース協会(JEVRA)主催のシリーズであり、地球温暖化防止とEV産業の発展へ繋げるEVの技術向上を目的としています。

 当社は日本電気自動車レース協会の協賛会社及びEV用急速充電車『T救号』の開発メーカーとして2013シリーズから参戦しています。

 EV急速充電車『T救号』はEVレースシリーズ参加者の皆様へ急速充電サービスを提供しています。

    画像提供:日本電気自動車協会、レーサー鹿島様       

             

 第2戦は、#88東洋電産リーフe+は諸事情により不参加となり、T救1号によるEVの充電支援をメインとして参加しました。

 エントリー台数はリーフe+を含め17台となっていましたが、弊社含め2台が不参加となりました。それでも参加台数は15台と過去最大となり、最高峰のEV-1クラスには最多の6台。TAISAN勢の4台と初戦を見事制した#23のKIMI選手及び、初参戦となる#73モデルS Plaidの前田選手がエントリー。さらにTAISANからは#0として地頭所選手がドライバー復帰。#1のモデル3にはドリフトキングこと土屋圭市選手がEV-GP初参戦。前チャンピオンのKIMI選手包囲網が敷かれた格好となりました。

 EV-2クラスからの参加は2台。モデル3SR+の#55モンドスミオ選手が初戦に続いて参戦。ここに初代チャンピオンカーのTAISAN#10ロードスターが満を持して復活。久保選手が操るこのロードスターがどんな走りを見せるか楽しみです。

 EV-Fクラス(燃料電池車)からは#104トヨタMIRAIが今期第2戦からレースに復帰。リーフe+との戦いが見られないのが残念なところです。初参戦となる車としてはEV-1クラスの#73モデルS Plideの#73前田選手を含め、EV-Sクラス(SUV車両)からは、#22現代アイオニック5の小峰選手と#35アリアの折戸選手の2台。EV-Pクラス(開発車両/レース専用車両)から大幅な改造を施した#89ホンダeが参戦となり、どんな走りを見せるか大注目です。

 

 午前 11:00から行われた予選、多くのテスラ勢の中で力を見せたのは、開幕戦を制したテスラモデルS Plaid#23KIMI選手でした。驚異的な直線スピードでTAISAN勢4台をかわし、1stグリッド獲得となっています。

 予選を終えた各車両は、決勝に向け充電・冷却の為各ピットへ。

 決勝に向け、東洋電産の移動式急速充電車「T救号」と「ICCインターナショナル」殿にて準備いただいた電源車を駆使し、EV急速充電器3台体制にて充電を開始、蓄電容量の大きなテスラをはじめとした多くの車両に急速充電を行います。充電後は熱くなったモーター・電池の冷却に努め、来る決勝に備えます。

 午後16時00分、15台の各車両が満を持してそれぞれのグリッドへ向かいます。55km27LAPで行われる決勝がスタートします。   

 

 ポールポジションの#23KIMI選手。スタートに手間取ったことで出遅れてしまい最下位スタートとなった序盤は、#100余郷選手を筆頭にTEAM TAISANの4台がレースを引っ張る格好に。そのまま5LAP目に入り、トップを快走していた#100余郷選手にブレーキトラブルが発生。タイヤから白煙が出てきてしまっています。

 スタートでトラブルがあったものの、#23KIMI選手も前王者の貫禄の走りを見せ、7LAP目にはブレーキトラブル発生の#100余郷選手をパスしトップへ躍り出ました。8LAP目には#0地頭所選手もブレーキトラブルの#100余郷選手をオーバーラップし2番手へ。その後ろを走るテスラ勢はそのまま膠着状態が続いています。

 上位勢が入れ替わる中12LAP目に入ったところで5番手を走っていた#2蜜山選手が、左前輪のパンクとなり緊急ピットイン。粘りの走りを見せていた#100余郷選手も18LAP目に無念のピットイン。白煙は左前輪のブレーキプルードの漏れによる影響でした。最終ラップでも#23KIMI選手の勢いは収まらずそのまま開幕戦に続き見事2連勝を遂げました。2位はほぼ電欠になるほどの走りを見せた#0地頭所選手が約14秒差でゴール。第3位は#0地頭所選手の1分弱あとに初参戦の#1土屋選手が続きました。
 初代チャンピオンカーとなる#10久保選手のロードスターは、バッテリーマネージメントがうまくできなかったことで22LAP迄でチェッカーを受けることができませんでした。
#88東洋電産リーフe+と、熱い戦いを見せていた#104飯田選手のトヨタMIRAIは5位フィニッシュと大健闘を見せました。次戦は#88東洋電産リーフe+も元気に参加できるよう、T救号によるEV充電支援を含め頑張っていきたいと思います。

 今回もEVレースにご協力頂いた皆様、ありがとうございました。

 周回数:ー 所要時間:ー 平均速度:ー km/h 【不参加】

【2024 ALL JAPAN EV-GP SERIES EV-2クラス】                                            

ROUND1 ROUND2 ROUND3 ROUND4 ROUND5 ROUND6
もてぎ 筑波 袖ヶ浦 もてぎ 富士 筑波
55km 11周 55km 27周 55km 23周 60km 13周 55km 12周 60km 30周
2024/3/10(日)

2024/4/27(土)

2024/6/29(土) 2024/8/10(土)

2024/9/28(土)

2024/10/20(日)
出走10台
出走15台        
棄権 不参加        

EV-GPを主催されている日本電気自動車レース協会様によるレース結果をまとめたYouTubeビデオです。予選から決勝までのレース当日の様子をまとめて視聴したい方に最適です!

東洋電産 LEAFのドライバー兼プロデューサーであり、

各種レースドライバーやFM RADIOパーソナリティとして活躍されているレーサー鹿島さんのBLOGです。
EVレースの内容についても、予選や決勝レースの様子がレーサー鹿島さんの見識を基に紹介されています。