2024 ALL JAPAN EV-GP SERIES [ROUND 1] ～モビリティリゾートもてぎ～

2024.03.21 EVレース

今季初戦。東洋電産リーフe＋無念の車体トラブルにより棄権

　2024全日本EVレースシリーズ初戦となる今季第1戦が、3月10日(日)栃木県のモビリティリゾートもてぎで行われました。

　全日本EVレースは日本電気自動車レース協会(JEVRA)主催のシリーズであり、地球温暖化防止とEV産業の発展へ繋げるEVの技術向上を目的としています。

　当社は日本電気自動車レース協会の協賛会社及びEV用急速充電車『T救号』の開発メーカーとして2013シリーズから参戦しています。

　EV急速充電車『T救号』はEVレースシリーズ参加者の皆様へ急速充電サービスを提供しています。

　　　　画像提供：日本電気自動車協会、レーサー鹿島様

　今季初戦は初めての3月開催。#88東洋電産リーフe＋は足回りの調整・タイヤも新調し臨みました。

　初戦のエントリーは10台。最高峰のEV-1クラスは5台。

　前季優勝した#2余郷選手を筆頭にTAISANからは4台の参戦、スエヒロ自動車商会のTAKAさんを含めた2台は初戦不参加となりましたが、昨年最終戦から登場したGULF RACINGの#23KIMI選手が参戦となりました。

　EV-2クラスには、モデル3SR+の#55モンドスミオ選手が前季最終戦に続き参戦、#88東洋電産リーフe＋がどこまでモデル3SR+についていけるか見ものです。

　EV-Fクラスの#634シビック及び、EV-Fクラス（燃料電池車）#104トヨタMIRAIは残念ながら初戦は見送りとなっています。

　午前 9：50から行われた予選、トップは前季最終戦でポールポジションを獲得した#23KIMI選手が獲得、なんと前回のタイムを11秒も更新してでの1stグリッド獲得となっています。

　予選の#88東洋電産リーフe+は、いつも通り決勝に向け可能な限りモーターやバッテリーの温度を上げない為のローペース走行、10thグリッドから上位を伺います。

　予選を終えた各車両は、決勝に向け充電・冷却の為各ピットへ。

　決勝に向け、5台のテスラモデル3を充電するべく、東洋電産の移動式急速充電車「T救号」と「ICCインターナショナル」殿にて準備いただいた電源車を駆使し、EV急速充電器3台体制にて充電を開始、充電後は熱くなったモーター・電池の冷却に努めます。

　午後15時05分、55km11LAPで行われる決勝の火蓋が切られました。

　ポールポジションの#23KIMI選手がトップを快走。2番手以降は#2余郷選手を先頭に、#100蜜山選手,他2台が続きます。

　テスラ勢5台の後に控えるのは#55モンドスミオ選手、その後ろを#88東洋電産リーフe＋が続きます。

　しかし、ここで#88東洋電産リーフe＋の車に異変、原因不明のシステムトラブルが発生し、レース続行が不能となり、3LAP途中で無念のリタイヤとなってしまいました。

　レース中盤においても上位陣はそのまま膠着状態、その中で#0荒川選手のタイヤにトラブルが発生。安全を見て残り3LAPのところでストップとなってしまいました。

　その後は#23KIMI選手がトップを死守した状態で最終ラップに突入、2番手を行く#100蜜山選手が何とか追いつこうと食らいつくもかなわず。

　後ろを行く#2余郷選手と#1久保選手は3番手争いを繰り広げながらのデッドヒート。

　結果はそのまま#23KIMI選手が見事に2024初戦を制しました。#100蜜山選手が大健闘の2着。3番手争いは僅差で前季王者の#2余郷選手が勝ち取りました。

　#88東洋電産リーフe＋は初戦棄権という残念な結果となってしまいましたが、次戦はまた元気に参加できるよう頑張ります。

　EVレースにご協力頂いた皆様、そして東洋電産ドライバーのレーサー鹿島様。ありがとうございました。

　周回数：1　所要時間：2’44.937　平均速度：ー　km/h　棄権

【2024 ALL JAPAN EV-GP SERIES EV-2クラス】　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

EV-GPを主催されている日本電気自動車レース協会様によるレース結果をまとめたYouTubeビデオです。予選から決勝までのレース当日の様子をまとめて視聴したい方に最適です！

東洋電産 LEAFのドライバー兼プロデューサーであり、

各種レースドライバーやFM RADIOパーソナリティとして活躍されているレーサー鹿島さんのBLOGです。
EVレースの内容についても、予選や決勝レースの様子がレーサー鹿島さんの見識を基に紹介されています。