今季第3戦。夏日のレース。デッドヒートを制し総合4位!!

　2023全日本EVレースシリーズ今季第3戦が、6月18日(日)千葉県の袖ヶ浦スピードレースウェイで行われました。

　全日本EVレースは日本電気自動車レース協会(JEVRA)主催のシリーズであり、地球温暖化防止とEV産業の発展へ繋げるEVの技術向上を目的としています。

　当社は日本電気自動車レース協会の協賛会社及びEV用急速充電車『T救号』の開発メーカーとして2013シリーズから参戦しています。

　EV急速充電車『T救号』はEVレースシリーズ参加者の皆様へ急速充電サービスを提供しています。

　　　　画像提供：日本電気自動車協会、レーサー鹿島様

　今季第3戦。6月の梅雨を忘れてしまうかのような日差しにより、蒸し暑い中でのレースを迎えました。

　エントリーは9台、内1台が欠場となり全8台でのレース。

　今回もEV-2クラスは#88東洋電産リーフe+の1台のみとなり、大変残念なことに第1、2戦からアツい戦いを繰り広げてきたEV-Cクラス（コンバート車）の#634シビックが不参加となってしまい、第3戦はEV-Fクラス（燃料電池車）#104トヨタMIRAIの鵜飼選手との一騎打ちの様相となりました。今回も第2戦同様冷却効果で後半勝ち切れるか見ものです。

　最高峰のEV-1クラスでは、テスラモデル3にてスエヒロ自動車商会の#33TAKAさんと#39アニー＠ニキ選手が引き続き参戦、これに＃2TAISAN余郷選手が出場し、第2戦同様出走台数は3台となっています。

　気温26℃ 10：25から夏日の下で行われた予選、#88東洋電産リーフe+は決勝レースへ向けバッテリーの温度管理を行いながら超スローペースで走行、バッテリーの使用をわずか3%に抑え8番グリッドから決勝へ向かいます。

　予選を終えた各車両は決勝に向け充電を開始。

　東洋電産の移動式急速充電車「T救号」は「ICCインターナショナル」殿の電源車両と協力し、予選で消費したテスラ・モデル3への充電を支援。

　各車両は決勝に向け準備をしていきます。

　23LAP（55Km）で行われる決勝、午後3時15分、気温27℃／路面温度44℃とEVにとっては厳しいコンディションの中レースがスタート。

　トップ3はEV-GP最高峰クラスのテスラ勢が独占、#2TAISAN余郷選手はスタートに手間取り最下位スタートとなるも、そこから激走を見せすぐに3番手争いへ。

　４番手は燃料電池車クラスの#104トヨタMIRAI、その後方にEV-2クラスの#88東洋電産リーフe+が総合4位を狙いテールトゥノーズで追従する予想通りの展開に。

　#104トヨタMIRAIの後方からオーバーテイクのタイミングを見計らいながら我慢の走行が続きます。

　残り4ラップ、冷却効果でバッテリー温度にゆとりがあることが分かり、残り2周となった最終コーナーで#104トヨタMIRAIに勝負を挑み、ストレートでオーバーテイク、ラップタイム約3秒の差で引き離しながら最後は総合4位でチェッカーを受けました。

　新たな冷却装置追加により、終盤の粘りが出せるようになったことで今回も見事勝ち切ることが出来ました。

　トップのテスラ勢3台による先頭争いは、#39アニー＠ニキ選手が安定の強さを見せ初めての優勝を飾りました。

　次戦も袖ヶ浦となりますが、次こそは今回の勝利を糧にEV-Cクラス（コンバート車）の#634シビックに雪辱を果たすべく、復帰を待望しています！

　#88東洋電産リーフe＋ドライバーであるレーサー鹿島様、EVレースにご協力頂いた皆様、大変ありがとうございました。

　そしてお疲れ様でした。

　周回数：21　所要時間：30’52.917　平均速度：99.390km

【2023 ALL JAPAN EV-GP SERIES EV-2クラス】

ROUND1	ROUND2	ROUND3	ROUND4	ROUND5	ROUND6
筑波	富士	袖ヶ浦	袖ヶ浦	SUGO	筑波
55km	55km	55km	55km	60km	60km
2023/4/22(土)	2023/5/14(日)	2023/6/18(日)	2023/8/11(金・祝)	2023/9/23(土)	2023/10/9(月・祝)
出走8台	出走10台	出走8台
総合6位/1位	総合5位/1位	総合4位/1位

 

EV-GPを主催されている日本電気自動車レース協会様によるレース結果をまとめたYouTubeビデオです。予選から決勝までのレース当日の様子をまとめて視聴したい方に最適です！

東洋電産 LEAFのドライバー兼プロデューサーであり、

各種レースドライバーやFM RADIOパーソナリティとして活躍されているレーサー鹿島さんのBLOGです。
EVレースの内容についても、予選や決勝レースの様子がレーサー鹿島さんの見識を基に紹介されています。