
2025 ALL JAPAN EV-GP SERIES [ROUND 7] ~筑波サーキット~
2025年EVレース今期最終戦! IONIC5が見事な初勝利。
2025全日本EVレースシリーズの第7戦が、10月19日(日)茨城県の筑波サーキットで行われました。
全日本EVレースは日本電気自動車レース協会(JEVRA)主催のシリーズであり、地球温暖化防止とEV産業の発展へ繋げるEVの技術向上を目的としています。
当社は日本電気自動車レース協会の協賛会社及びEV用急速充電車『T救号』の開発メーカーとして2013シリーズから充電支援にて参加しています。
EV急速充電車『T救号』はEVレースシリーズ参加者の皆様へ急速充電サービスを提供しています。
画像提供:日本電気自動車協会
今期最終戦は、暑い日が続いてきた中で、ようやく秋めいてきた陽気の下 13台の参加台数となりました。
4連勝中の#1KIMI選手が所属するGULF RACINGからは前戦同様3台の参戦。#WIKISPEED RACINGからは代表の#320Joe Justice選手がEV-2クラスで参戦となりました。前戦までEV-3クラスで出場していた#55モンドスミオ選手がEV-2クラステスラに乗り換えて参戦。どんな走りを見せるか楽しみです。また、2戦続けて惜しくも2位となったIONIQ5は#22小峰選手に加え今年3回目のエントリーとなる#45柴田選手と初参戦となる#5冨田選手の3台が出場。総合優勝を決めている#1KIMI選手にどこまで食らいつけるかが見ものです。
#89井岡選手が駆るHonda eは、ブレーキ周りをアップデートし搭乗、#104泉選手のトヨタMIRAIは2戦ぶりに復帰。こちらの走りも楽しみです。
午前 10 :10から始まる10分間の予選。#1KIMI選手が驚異のラップタイム1’01秒台を叩き出し、1stグリッドを獲得。予選を終えた各車両は、決勝に向け充電・冷却の為各ピットへ。
決勝に向け、東洋電産の移動式急速充電車「T救号」と「ICCインターナショナル」殿にて準備いただいた電源車を駆使し、各車共に充電を開始。T救1号は、蓄電容量の大きなhyundaiやテスラモデル3を主として急速充電を行っています。EV車両の充電後は、熱くなったモーター・電池の冷却に努めます。
この日は15:15より、CQ EVミニカートレースも実施されており30分の耐久レースが繰り広げられていました。
30分耐久のミニカートレースの後、EVレースの各車両は16:00からの決勝に向け各グリッドへ。30LAPで競う60kmのレースの火蓋が切られました。レース中盤まで#1KIMI選手が先頭を快走し、2番手に#22小峰選手が続きます。21LAP目に入ると10秒あった2台の差が徐々に縮まっていきました。
戦いも終盤を迎えた24LAP目に入ると、上位2台の争いはティルトゥノーズの大接戦。#1KIMI選手は粘りの走りを見せていましたがバッテリーの温度上昇でペースダウン。25LAP目ついに#22小峰選手がトップに躍り出ました。
26LAP以降もスピードに乗る#22小峰選手。最終ラップ、スピードダウンした2番手を走る#1KIMI選手にも大差をつけ快走。結果、約50秒の大差をつけ#22小峰選手が今シーズン初優勝!#1KIMI選手はバッテリー残量が0ながらも2位でゴール。総合3位にはEV-2クラスにチェンジした#55モンドスミオ選手がKIMI選手に遅れること14秒で見事に走りぬきました。
hyundaiのIONIQ5が最終戦で優勝をさらう劇的な結果で幕を閉じた2025EVレース。来年度はhyundai車両がさらに力をつけて参戦するとのことなのでテスラモデル3Plaidとの戦いが今から楽しみです。
EV-GPを主催されている日本電気自動車レース協会様によるレース結果をまとめたYouTubeビデオです。予選から決勝までのレース当日の様子をまとめて視聴したい方に最適です!











